医療と占術

今日は2009年から鑑定している長いお付き合いの方を鑑定した。
その方は年に1度くらい定期的に鑑定を依頼してくださり、毎回他県から電車で訪れて下さる大切なお客様である。
彼女は仕事も子育ても全力で頑張っているパワフルウーマンである。お子さん達の学費や独立資金を稼ぐために必死に工場で働き、いつかタロットを自分の仕事にしたいと半年前から独学で勉強を開始したがタロットをリーディングするのは難しいので今は先に進んでいないと仰っていた。

今日半年ぶりに再会したのだが、待ち合わせの場所でお互いが認識できない程だった。
早速鑑定が始まりお話を伺うと、彼女の生まれたばかりのお孫さんが16000人に1人の確率でしか罹らない先天性の難病を背負って誕生したのだという。
受精卵の染色体が原因らしいのだが、現代でははっきりした根拠のない未知数の病気なのだそうだ。
聞き覚えのない病名だったのでその場でネット検索し画像を見ると、初めてその重篤さが理解できた。

中世では医師が医術と占星術で患者を診ていたという。医師が占い師でもあったのだ。
12年前に自分の母親が末期がんを宣告され闘病生活が始まると、もはや医療現場に委ねる他無かった。だからもし自分の来世があるならば医師になりたいと思うようになった。
しかしそのトラウマを救うべくパートナーが私の人生に現れて、気学を教えてくれたのだ。

風の時代、これから医療は想像できない位、急速に進歩するはずだ。
例え今はそんな言葉が気休めだったとしても。

占い師としても友人としても、お孫さんの前途に神の祝福があることを祈らずにいられない。Graça de Deus.