東京・丸の内 コトバス オンラインツアー(前編)

3月3日の新月の日に作り始めた『醬(ひしお)』。
醤(ひしお)は味噌(みそ)や醤油(しょうゆ)の原型と言われている食材を塩漬けにして出てくる液体のこと。
まあ、もろみのようなものである。

そもそもパートナーの故郷である高松に通っている間に瀬戸内の寿司と醤油だしにハマリ、更にここでは全て書けないのだが・・・ルーツを紐解いていくと・・・小豆島に辿り着き、運命はこれでもかと言わんばかりに『醤油』に辿り着いた。
小豆島の醤油は東海の醤油とはまるで違う。どちらが優れているとかそうゆう下世話な次元ではなく、小豆島の醤油は味も薫りも私にはとても魅惑的なのだ。

醬デビューしたばかりなので暇を見つけて情報を集めるためのネット検索をしていたのだが、ネットに書かれた情報はそれぞれ微妙に核心の部分が違っていたりするのでどれを信じてよいものか困っていたところ、パートナーが東京で開催されるイベント『コトバスオンラインツアーで醤油蔵見学』を見つけてくれたので行ってきた。オンラインツアーで僅か30分の短い時間であるが、どうしても実際に小豆島で醤油醸造をされている方にリアルに聞きたい質問があったので東京まで行くことにした。

 


場所は東京・丸の内の三菱ビル
軍人だった亡き祖父を偲んで靖国神社に参拝した後に会場に向かった。
今回のイベントは定員10名だったが、私の気合が入りすぎて開始20分前に到着してしまい、事前準備で忙しい担当スタッフさんとしては鬱陶しかっただろうと拝察されるものの、笑顔で対応して下さった。

自分も一応講師なので、講座など人前で説明しながら参加者を取りまとめていく立場である以上、『醤油蔵を知るイベント』である前に、講師としてどう進めていったらイベント(講座)が盛り上がるか、脱落者が出ないかも勉強させてもらおうと秘かに思っていた。

イベントが始まる3分前、私以外に年配の女性1人いらっしゃるだけだったが始まってからすぐ4人来て合計6人だった。
他のブースで開催されているイベントは何かの工芸品?創作みたいで参加者はお洒落な女性ばかりだった。